照明器具のプロパティ

XYZ／XYZ Rotation（照明器具の位置と回転角度）

照明器具の位置と角度を変更します。ラベルは、器具のラベルを設定の文字を常に水平を選択していない場合、照明器具と共に回転します（ラベルレイアウトを書式設定するを参照）。3Dビューで照明器具にフォーカスすると、照明器具は自動的に回転してフォーカスを指し示します。

照明器具とそのアクセサリは、一緒に移動または回転します。そのため、関連付けられた照明器具に対するアクセサリの位置や向きを、照明器具のオブジェクト情報パレットで変更することはできません。2Dおよび3Dビューでアクセサリの位置を調整するには、代わりにアクセサリ編集モードを使用します。

編集

Lighting Deviceダイアログボックスが開き、1つ以上の照明器具のパラメータを編集できます。次を参照してください： 照明器具のプロパティを変更する

アクセサリを編集

アクセサリ編集モードが開き、アクセサリを2Dおよび3Dビューで編集できます。次を参照してください： アクセサリ編集モード

Device Type（器具の種類）

選択中のオブジェクトの種類が表示されます。通常の照明器具はLightの種類になります（Moving Light、Device、Practical、SFX、Power、およびOtherも、種類はLightと見なされます）。カラーフレーム、開閉窓、トップハットなどのアクセサリは、Static Accessoryの種類になります。カラースクローラなどのコントロールチャンネルを必要とするアクセサリは、Accessoryの種類になります。

Instrument Type（器具の名称）

特定タイプの照明器具を表示します。

セルの編集

（マルチセルの照明器具のみ）

パラメータを表示するセルを選択するか、または<すべて>を選択して、器具のすべてのセルのパラメータを表示します。すべてのセルで同一でないパラメータには、<複数の値>と表示されます。

セルは、インデックス番号-色-チャンネルで一覧表示されます。

アクセサリの編集

（アクセサリが必要）

オブジェクト情報パレットに照明器具とアクセサリのどちらのパラメータを表示するかを選択し、パラメータを表示するアクセサリを選択します。Device Typeは、編集対象となっているのが照明器具とアクセサリのどちらのパラメータなのかを示します。

マルチセルの照明器具の場合、オプションはセルの編集の選択によって異なります。すべてのセルを選択すると、器具のすべてのアクセサリを編集できるか、またはどのアクセサリも編集できません。セルを1つ選択すると、そのセルに固有のアクセサリを編集できます。

<なし>：アクセサリではなく、照明器具のパラメータが表示されます。

<すべて>：連結されているすべてのアクセサリのパラメータが表示されます。すべてのセルで同一でないパラメータには、<複数の値>と表示されます。

アクセサリ：指定したアクセサリのパラメータが表示されます。アクセサリは、インデックス番号-アクセサリシンボル名で一覧表示されます。

Fixture Mode（器具のモード）

Visionプログラムに取り出すために、照明器具のVisionの器具のモードを指定します。DMX Footprintは、選択したモードによって自動的に設定され、編集はできません。ただし、GDTF Fixture Modeも指定した場合は、GDTF器具のモードによってDMX Footprintが設定されます。

カスタムまたは汎用の照明器具の場合は、その他を選択し、Vision 器具のモードダイアログボックスで適切なモードを選択します。器具のモードを選択するを参照してください。

GDTF Fixture（GDTF器具）

ライティングコンソールまたはビジュアライザに取り出すために、照明器具のGDTF器具のモードを指定します。DMX Footprintは、選択したモードによって自動的に設定され、編集はできません。

カスタムまたは汎用の照明器具の場合は、その他を選択し、GDTF Fixture Modeダイアログボックスで適切なモードを選択します。器具のモードを選択するを参照してください。

GDTF器具のモードを選択すると、このパラメータにGDTF器具名が表示されます。

.gdtf ファイルに関する詳細は、ワークフロー：ビジュアライザとのデータ交換を参照してください。

GDTF Fixture Mode（GDTF器具のモード）

選択しているGDTF器具のモードを表示します。

Wattage（ワット数）

照明器具が消費する電力を示します。

Purpose（目的）

照明器具の用途を指定します。

Position（吊り元）

照明器具が連結されている場合に、連結されているリギングオブジェクトの名前が表示されます。オプションで、リギングオブジェクトの吊り元の名前（Position Name）を入力して、このオブジェクトをリギングオブジェクトに連結するか、またはリギングオブジェクトの関連付けを変更します。関連付けを解除するには、名前を削除します。

その他の方法で荷重を連結するには、連結を作成するを参照してください。

Unit Number（番号）

吊り元またはリギングオブジェクトにおける照明器具の位置を特定します。

Color（色）

メーカーコード、RGB値、ファイルからの色名、またはウェブの16進数コードに従ってゲルの色番号を指定します。照明器具に関連付けられた光源がオンになっている場合、Colorで実際の光の色を指定します。色番号の間に「+」 を使用すると、複数の色の組み合わせが使用できます。照明器具の色を参照してください。

色の設定は、Spotlight設定に応じて照明器具の色の表示に影響を与える可能性があります。Spotlight設定：Lighting Device：クラスと色ペインを参照してください。

Dimmer（ディマー）

照明器具のディマー番号を指定します。

Absolute Address（絶対アドレス）

ユニバースの指定子を含めずに照明器具のアドレスを指定します。たとえば、ユニバース2／アドレス1は絶対アドレス513になります。

照明器具のパッチを解除するには、この値を0（ゼロ）に設定して、ユニバース、アドレス、およびDMXアドレス情報を削除するか、またはパッチダイアログボックスで照明器具のパッチを解除します。DMXパッチを参照してください。

Vectorworks 2020より前のバージョンで作成したファイルでは、互換性を保つため、このフィールドはUser Addressと表示される場合もあります。

Channel（チャンネル）

照明器具のチャンネル番号（チャンネルの「名前」）を指定します。

電力パッチを適用する時は、この名前で器具を識別します。電気系統に電力パッチするを参照してください。 

Universe/Address（ユニバース／アドレス）

ユニバースとアドレスを、スラッシュの区切り記号で区切って指定します。区切り記号は、次の説明に従って変更できます： Spotlight設定：Lighting Device：パラメータペイン

Universe（ユニバース）

照明器具に割り当てるユニバースを指定します。次を参照してください： Spotlight設定：Universesペイン

DMX Address（DMXアドレス）

照明器具に割り当てるDMXアドレスを指定します。Spotlight設定：Universesペインを参照してください。

照明器具のパッチを解除するには、この値を0（ゼロ）に設定して、ユニバース、アドレス、およびDMXアドレス情報を削除するか、またはパッチダイアログボックスで照明器具のパッチを解除します。DMXパッチを参照してください。

Vectorworks 2020より前のバージョンで作成したファイルでは、互換性を保つため、このフィールドはUser U Addressと表示される場合もあります。

DMX Footprint（DMXフットプリント）

照明器具に使用するコントロールチャンネル数を表示します。照明器具にFixture ModeまたはGDTF Fixture Modeを指定した場合は、チャンネル数が自動的に割り当てられます。

VisionとGDTFの両方に器具のモードを指定した場合は、GDTFモードによってチャンネル数が設定されます。

Circuit Number（回路番号）

照明器具の回路番号を示します。

Circuit Name（回路名）

回路グループの名前を指定します。

System（システム）

コントロールシステムを表す文字を設定します（Lightwrightと互換性があるパラメータ）。

User Field 1-6（ユーザーフィールド1-6）

ユーザー定義のフィールドです。必要なデータがある場合は、これらの追加フィールドを使用して記録します（Spotlight設定：Lighting Device：パラメータペインを参照）。

Voltage（電圧）

照明器具の電圧を指定します。

Breaker ID（ブレーカーID）

照明器具のブレーカーIDを指定します。

Time（時間）

器具の作業に必要な、おおよその時間を指定します。レポートで役に立ちます。

Cost（費用）

器具のレンタル料金を指定します。レポートで役に立ちます。

Frame Size（フレームサイズ）

カラーカットの寸法を示します。

Field Angle（フィールド角度の設定）

照明器具の照射図の垂直方向のフィールド角度を設定します。

Field Angle 2（フィールド角度の設定2）

照明器具の照射図の水平方向のフィールド角度を設定します。

Beam Angle（照射角度の設定）

照明器具の照射図の垂直方向の照射角度を設定します。

Beam Angle 2（照射角度の設定2）

照明器具の照射図の水平方向の照射角度を設定します。

Weight（照明器具の重量）

照明器具の重量を指定します。

アクセサリを含む照明器具の場合は、アクセサリの編集フィールドを使用して各アクセサリを選択してから、重量を指定します。照明器具とすべてのアクセサリの重量を合計して、照明器具の総重量を計算します。

Gobo 1

Gobo 1のGoboテクスチャの番号を示します。

オブジェクト情報パレットの編集をクリックしてGoboテクスチャを指定すると、Goboテクスチャを選択できます。

Gobo 1 Rotation（Gobo 1の角度）

Goboテクスチャ1の角度を設定します。

Gobo 2

Gobo 2のGoboテクスチャを示します。

Gobo 2 Rotation（Gobo 2の角度）

Goboテクスチャ2の角度を設定します。

Mark（マーク）

ユーザー定義のラベルを提供します（Lightwrightと互換性があるパラメータ）。

Draw Beam（照射図を作成）

照射図のワイヤーフレームを正確に描画します。照射図は照明器具のパラメータに基づいて描かれます。ステージおよびフォーカスエリアが適切に照らされているかをチェックするために使用できます（照射図を描画するを参照）。 Spotlight設定 では、照射図内の要素の外観と表示（角度と中心線）を一括して指定できます。

Draw Beam as 3D Solid（照射図（3Dソリッド））

レンダリング時にソリッドを表示する照射図を作成します。

Use Vertical Beam（垂直照射を使用）

デフォルトで、Draw BeamまたはDraw Beam as 3D Solidのいずれかを選択すると、可能な場合は垂直方向にワイヤーフレームの照射図を描画します。選択を解除すると、通常は照射図を平行方向に描画します。

Show Beam at（照射先）

2Dビューの場合にフォーカスを抜けて投影されるような減衰距離、または両方のエリアでフォーカスに交差する照射図を描画するかどうかを選択します。

Lighting Deviceを置き換え／アクセサリを置き換え

リソースセレクタが開きます。リソースをダブルクリックして選択します。

アクセサリを置き換えは、選択した照明器具に１つまたは複数のアクセサリが含まれる場合に表示されます。

アクセサリの編集リストから１つまたは複数のアクセサリを選択して置き換えるには：

編集対象に<すべて> のアクセサリを選択すると、選択した器具のすべてのアクセサリが、選択したリソースと置き換えられます。

編集対象に特定のアクセサリを選択すると、そのアクセサリだけが置き換えられます。

選択した照明器具の１つがマルチセルの場合、セルの編集フィールドで指定したセルのアクセサリだけを置き換えることができます。

ラベルを更新

パラメータを変更した場合は照明器具のラベル内容を更新し、ビューを変更した場合は3Dラベルの位置を更新します。

Falloff Distance（第二照射点の距離）

ワイヤーフレームの照射図をフォーカスのどの程度後ろに描画するかを指定します。

Lamp Rotation Angle（照射フィールド角度）

仮想の楕円光源の回転角度を0～90°の範囲で指定します。

シャッター設定

上下左右のシャッターカットの角度と深さを制御します。各シャッターは照明器具の周囲に90°の間隔で配置され、+/- 45°ずつ調整できます。シャッターの深さの範囲は0～100％で、100％の場合は光源の中心をカットします。

Symbol Name（シンボル名）

照明器具またはアクセサリの作成に使用されるシンボル名を表示します。

GDTFジオメトリを使用

有効なGDTFモードが選択されている場合、VectorworksシンボルのジオメトリをGDTFリソースで指定されているジオメトリで置き換えます。

このモードは、新しい照明器具を作成する.mvrファイルをGDTFリソースから取り込むと、デフォルトで有効になります。

Use Legend（ラベル名）

ファイルのラベル設定リストから、適用するラベル設定を選択します（器具のラベルを設定を参照）。

3D Legend View（ラベルの3D表示）

ラベル設定に3Dラベルが含まれる場合は、3Dビューで図面を表示する時のラベルのビューを選択します。

スクリーンに沿うを選択すると、常にスクリーンプレーンに沿ってラベルが表示されます（ビューポートでは、スクリーンに沿ったラベルがビューに合わせて表示されます）。

ビューを変更後は、ラベルを更新をクリックして選択したラベル表示にするか、Lighting Deviceのラベルを更新コマンドを選択します。

選択したラベル設定のプロパティを変更すると、選択した照明器具にラベル設定の位置を簡単にコピーできます。

Flip top and bottom 3D legend（3Dラベルの上下を反転）

照明器具の3DラベルがX軸に沿ってミラー反転して表示されます（たとえば、照明器具の上部に表示されているラベルは、下部に表示されます）。

Flip left and right 3D legend（3Dラベルの左右を反転）

照明器具の3DラベルがY軸に沿ってミラー反転して表示されます（たとえば、照明器具の右側に表示されているラベルは、左側に表示されます）。

Rotate 3D legend with Z rotation（器具のZ方向の回転と一緒に3Dラベルも回転）

ラベルの3D表示を照明器具の回転に合わせます。

Flip front and back 2D legend（2Dラベルの前後を反転）

照明器具のラベルがX軸に沿ってミラー反転して表示されます（照明器具の前に表示されているラベルは、後ろに表示されます）。

Flip left and right 2D legend（2Dラベルの左右を反転）

照明器具のラベルがY軸に沿ってミラー反転して表示されます（照明器具の右側に表示されているラベルは、左側に表示されます）。

Focus（フォーカス）

照明器具に割り当てるフォーカスポイントオブジェクトに名前を付けます。フォーカスポイントは最初に定義する必要があります（フォーカスポイントオブジェクトを作成するを参照）。

PanとTiltの値を後から調整すると、照明器具とフォーカスポイントの関連付けは失われます。

Pan（パン）

照明器具の横向きの回転角度を制御します。フォーカスポイントを割り当てている場合、この値は自動的に更新されます。

Tilt（傾き）

照明器具の縦向きの回転角度を制御します。フォーカスポイントを割り当てている場合、この値は自動的に更新されます。

Throw Distance（照射距離）

照明器具からフォーカス位置までの距離を制御します。フォーカスポイントを割り当てている場合、この値は自動的に更新されます。

Custom Plan Rotation
（カスタム平面回転角）

このオプションを選択すると、器具のRotationパラメータとは別に、2D／平面ビューの回転角度を指定できます。このオプションを選択した場合は、Plan Rotationの角度を指定します。

Vertical Focus Angle
（フォーカス角度（下方向））

垂直線から上のフォーカス角度を表示します。

Horizontal Focus Angle（フォーカス角度（上方向））

水平線から下のフォーカス角度を表示します。

Angle To Face（面に当たる角度）

フォーカスで照射対象の被照明平面に光が当たる角度を表示します。

Off Axis Angle（フォーカスポイントとの角度）

フォーカスの中心線から照明器具までの角度が表示されます。フォーカスの下端が中心線になります。フォーカスポイントを使用する場合は、フォーカスポイントを移動して中心線の位置を変更します。

荷重情報

Braceworksの計算で、照明器具は点荷重と見なされます。挿入点が構造要素上にある場合は、その構造への荷重と見なされます。荷重情報はBraceworksの計算とレポートに使用されます（Braceworksが必要）。

荷重計算に含める

（Braceworksが必要）

Braceworksの計算に照明器具を含めます。構造計算から器具を除外するには、選択を解除します。

荷重グループ名

照明器具の荷重カテゴリは常に照明になります。

荷重ID

レポートの参考情報として、荷重に固有のIDを入力します。

荷重名

荷重計算でオブジェクトを識別するための名前です。通常はオブジェクトの名前が使用されます。

総重量

オブジェクトの総重量を入力します。

アクセサリを含む照明器具の場合、このパラメータには器具とアクセサリの総重量が表示され、編集できません。